ここでは、「千串屋」および、千串屋のノウハウを使って開業する強みをお伝えします。これには、自分で好きな店名をつけられるフリーネームライセンスも含みます。
千串屋が全国に75店舗の焼鳥屋をオープンさせ、ほとんどが潰れることなく、今も盛業を続けるヒミツを一挙に公開です。

フランチャイズ本部としての強み。立地診断と出店戦略

日本全国で通用するやきとりを提供する「大前提」

焼鳥屋は北海道から南は九州・沖縄まで、日本各地で食べられるようになり、全国的に普及しています。ただし、同じ「焼き鳥」という呼称であっても、地域によって味付けや付け合せ、使用する肉の部位、名称などが多少異なっています。

そのような現状を踏まえると、メニュー化する際には、地域性を無視するわけにはいきません。そこで、基本的な焼鳥は独自のノウハウを採用しつつ、地域に合わせたメニューや提供方法を取り入れ、出店地域で最適と予測される商品構成になるように工夫する必要があります。そうすることで、近隣の方が利用しやすい店作りが行えるのです。

タレや塩、みそなどの調味料や提供方法を工夫

例えば、タレや塩、みそなどの調味料や提供方法を工夫し、日本各地の地域性を活かしたなじみのある焼き鳥を提供する方法があります。また、それを逆手にとって、出店地域とは異なるエリアの商品であることを前面に出したメニューにすることも有効です。

ただし、地域性どう活かすかにかかわらず、ベースとなる焼き鳥が美味しいことが重要であり、その部分のノウハウがあってこそ、全国で支持される焼き鳥店ができるのです。

低投資でも成功する理由は、目的客の集客にあり

飲食店を開業し、成功するには、「低投資で開業し、最大限の集客をすること」が重要です。そのためには、「目的客が集客できる」ことが最大の強みとなります。

低投資でも成功する理由は、目的客の集客にあり

目的客とは 初めからその店の焼鳥が食べたくて、来店してくれるお客様のこと。
目的客を集めることで二等立地、三等立地でも繁盛店がつくれる。これらの立地は比較的家賃を抑えられ、「脱サラ組」や「5年以内の廃業店舗」など居抜き物件も出やすく、低投資での開業が見込める。
流動客とは 「通りがかりに」「たまたま店を見つけたので入ってみた」というお客様のこと。
人通りの多い駅前など立地に恵まれている店に多く、家賃は高めの設定になる。また、居抜き物件も出にくく、あっても大手との競合となるため、居抜き料や造作買取金額が高額になりがち。こうなると初期投資は高騰し、3000万円以上の金額が必要となることもある。

この記事をお読みの方も、「あそこにある○○屋、美味しいから行こうか!」と遠くまで歩いて行ったり、わざわざ車で出かけたりした経験があるのではないでしょうか。それが目的客です。

一等立地では、賃料や居抜き料、造作買取価格が高騰しやすい特徴があります。一方、二等立地、三等立地では、同じ広さでも半分の賃料であったり、造作買取金額も低額で買い取れたりするケースが多くあります。

「脱サラ組」と言う言葉を聞かれたことがある方も多いでしょう。脱サラして、退職金や今までの貯蓄を使い、立派な内装で飲食店を開業する人が全国にたくさんいます。しかし、飲食店はそんなに簡単に成功する程、甘い世界ではありません。そういった人は、物件は何となく視認性のみで決め、料理内容も何となく好きな物で決め・・・といった感じになります。そして、3年以内に廃業に追い込まれているのです。

焼鳥屋の出店戦略としては、目的客を集客出来るだけのお店力を提供することにより、二等立地、三等立地でも商売の成り立ちやすい店舗を作ることが基本となります。千串屋のFCパッケージもその点に注力しており、低投資での開業が可能となっています。

あえてターミナル駅を避け、急行も止まらない駅でスタート

開業にあたっては、廃業店舗を積極的に買収しノウハウを入れ込んでオープンさせることで、低投資で十分な売上高を確保できる店舗を開業させることができます。

千串屋看板

弊社の1号店の「千串屋初台本店」は、急行も止まらない乗降者数5万人弱の駅に出店しました。造作買取も安価で、70万円でスタート。しっかりとした商品力とサービスを提供できれば、二等立地三等立地でも十分に収益を確保できる好例となり、現在では売上げは月500万円超。月間利益は130万円超のアベレージを確保できています。

近年では、首都圏の商業立地よりも、郊外エリアの店舗での利益や投資回収バランスが良い傾向があります。もちろん、どこでもよいわけではありません。それを見極めるには、「商圏調査データ」が必要。このデータ収集については、マーケティング会社に依頼して取得する法がよいでしょう。
(弊社のFCパッケージには、これらの調査も含んでいます)

  • 日中・夜間の人口データ
  • その地域が持っている購買力
  • 飲食店にどの程度の金額が使われているか?
  • 近隣で実際に営業されている競合店のデータ

などを取得し、勝てる物件かを総合的に判断しています。

千串屋が行っている立地戦略については、こちらの記事もご参照ください。

飲食店は物件探しがキモ!チェック項目を明確化することが成功する独立開業には必要